KWL 3月度1週目 解説と分析
初めまして、SECOです。
今回はKWL3月度1週目のまとめ記事ということで書いていこうと思います
注目ポイントやデータなど個人的に興味のある点をピックアップしていきます。
初手降りとか動線とかまとめた綺麗な画像はどうせ誰かがTwitterにあげるし((
各試合上位チームの動きメインです。
めちゃくちゃ文量多いので注意。
3-1-1
1試合目は豊から東の島への横航路。安全地帯は右上寄りドーナツ中心。
動きが早いのは【six】。縮小まで残り1分ほど残して4人は既にクワガタ待機。
【ArcadiaGaming】は泊とガレージでスプリットする見慣れた陣形。
縮小が開始。
石門の橋で【Flora】が【ALL1N】を検問。
【ALL1N】は航路によって漁るポジションを変えており1試合目のような北側航路の場合はリゾートに降りているので（KWL予選の時からそう）、市街を漁る【SPARTANS】、石門付近を漁る【Flora】と近い位置を漁るチームとの移動タイミングでの接敵に注意が必要となる。
新規参戦チームで移動が早かったのは【NG】。
ロケット場周辺を漁っていたが収縮タイミングで河辺南→ネギと移動。
《段階2》安地は左下側へ寄る。
ユグドラの【花魁】、ネギの【NG】が安地に恵まれる形。
【ArcadiaGaming】は採石場東を抜け南下しネギ東側の集落と岩場へ。
【SPARTANS】は決定タイミングではサカ北にいたが素早くドーナツ北側を東へ進み、クワガタ東から山を登りユグドラへ。【花魁】は少し南東へポジを移していた。【オー・バビバビ】危選手の神砂は移動中の【SPARTANS】へのもの。
縮小開始。
【オー・バビバビ】はガソスタ周りの岩場・丘を5人バラけてポジ取り。
《段階3》。安地はネギが中心。【NG】安地を寄せる。
【SPARTANS】はすぐにネギ東の岩場へ移動。
【Flora】は河辺に入るが【祝祭】・【童貞】が既に入っており過密気味。
縮小開始。
【ArcadiaGaming】、【NG】は変わらず。
【six 】はクワガタ岩へ移動。
《段階4》安地右上寄り。
【SPARTANS】のみ安地内。
【six 】のいたクワガタ岩へ【Fennel】が凸るがここを制した【six】がポジションを守る。
縮小開始前のタイミングでユグトラと南の岩にいた【オー・バビバビ】に対して【core】が東側から詰める。
そこをガソスタ周辺から来ていた【Rearth】が漁夫る形になりポジション奪取。
縮小開始。
東側から【ZT】が【Rearth】へ詰めるがそれを南東から見ていた【ArcadiaGaming】が詰めて安地内を見渡せる強ポジションを奪取。
《段階5》
安地内は【six】のみ。
縮小開始〜安地決定。
5枚生存で車も確保していた【ArcadiaGaming】が移動中の【花魁】・【Voltage】の車を爆破、南側で交戦中の【NG】と【SPARTANS】もキルしていくなど無双状態。
唯一の危険因子である3名残しで【ArcadiaGaming】の北西側にいた【six】に対しても、【ArcadiaGaming】らり選手が素早く北側へ移動し車で牽制するなど完全に盤面をコントロール。
《段階6》
最終局面残りチームは4チーム。
【ArcadiaGaming】4名車1台、【six】3名車2台、【NG】2名車1台、【SPARTANS】1名の系10名生存で縮小開始。
【SPARTANS】は【NG】にキルされ4位。
ここから【ArcadiaGaming】の動き。
徒歩で移動の【six】1人をキルし車移動1人を爆破でキル。詰めてきた車に1人轢かれるもしっかりとキルし【six】は3位。
【ArcadiaGaming】くん選手は1人車で南側へ。
パルスダメージで倒れるも【NG】1人をキル。
ラスト1人【NG】は車で安地内入るもこれを抑え【ArcadiaGaming】が1位という結果に。
終盤で【ArcadiaGaming】が素晴らしい連携・火力を発揮した試合でした。
また、2位〜4位のチームも素早い安地移動で中心付近を取るという意識が分かるようなチームでしたので、この試合では素早い移動・安地内中心付近の確保がキーポイントだったのではないでしょうか。
3-1-2
南町と豊を結ぶような南から北への航路。
安地は左下寄りで5軒が中心。
初動水工北側集落の車取りで【Ak】と【Rearth】がぶつかり、そこを【six】がキルを取りに行くような展開。
マップ右上側にランドマークがあるチームの中では【core】はノルマンディーに降り船で北港へ行くことで初動のゴタゴタを避けています。
【Rearth】は後の移動に苦労しクワガタで立ち往生していたようで、昨日のFFLでも同じような展開があったので車取りポジションの再考は必須事項。
しかし、車取りを優先しランドマークであるリトル北港への移動が遅れると移動の早い【ArcadiaGaming】にカモられる危険性もある。
この試合でも移動が早いのは【six】。
都心から3軒へ南下した後、橋を渡り妖怪村西側→妖怪村南側→廃駅へと移動。
【666】3名が先に4軒へ。【童貞】も5軒をポジ取り。
【Foria】も早い移動で火山北側からデパート東→廃駅東の窪み→廃駅と移動したが詰めてきた【six】に潰されてしまう。
この【six】と【Foria】の廃駅でのやり合いの銃声を聞きつけてか4軒の【666】、妖怪村の【Fennel】が漁夫ろうと近寄ってくるが大きなやり合いにはならず。
《段階2》上とも下ともどちらとも言えない安地。
【ZT】はデパマンへ移動し前方の敵が居なくなった【DDD】はそれまで【ZT】がいた火山北側へ移動。
【Ak】は河辺左側へ。
縮小のタイミングで【RaV】が妖怪村へ凸り【Fennel】を落とすも、西町から南側を周り湖畔東側にいた【Voltage】が北上してきており【RaV】も落とされる。
《段階3》
【ZT】はデパートへ。廃駅にいた【six】もデパートへ向かうが【ZT】に削られ廃駅に戻る。
【DDD】は空いたデパマン、【ALL1N】は廃駅東の窪みや北側の山へ。
【花魁】・【core】は安地外ダメージを受けながらながらも新河口西を渡る。
縮小開始。
【Ak】は水工下へ行くが【ArcadiaGaming】との睨み合いに。
《段階4》廃駅線路の橋が中心。
【Flora】は廃駅上の六角へ凸【オー・バビバビ】と交戦。このポジションを奪取。
【ArcadiaGaming】は移動中に車で事故り削られ残り1人が小屋へと逃げるが後からきた【Ak】がこれを潰し小屋を確保。
5軒東側の山では【祝祭】・【花魁】・【core】が入り乱れて交戦。
縮小開始。
【Ak】が廃駅上六角へ。【Flora】を処理。
【DDD】はデパートの外壁に車を付ける形。
【Rearth】は芝山からなんとかデパート近くの小屋へ2人、1人は車をデパート外につけます。リトル北港から芝山方面そしてデパートと長い距離を移動。
5軒にいた【童貞】は廃駅東の窪みへ凸。
【ALL1N】との交戦になり潰されてしまう。
《段階5》。北側に寄る。
【ZT】、【DDD】は5人生存、【ALL1N】は4人生存。
それぞれ車も確保。
縮小開始。
先に廃駅南側の岩場を取った【DDD】が後から西側へ入ってきた【ZT】を潰す。
【Rearth】も【DDD】や【ALL1N】からの発砲を受け落ちる。
《段階6》。安地は【DDD】寄り。
【DDD】5人生存、【ALL1N】4人生存、【Ak】1人生存
【DDD】兎威紅選手が素早く岩へ移動し【ALL1N】の車を割っていく。
縮小開始。
窮屈になってしまった【ALL1N】は【DDD】に狩られ3位に着地。
【Ak】は流石の生存力を見せ1人生存ながら2位。
DDDは最後Akの選手に1人確キルまで入れられてしまい勿体なかったですが4人生存で1位という結果に。
【DDD】の立ち回りが光りました。
雪山から火山方向へ移動し後ろを取られないよう前にいた【ZT】を先に行かせる展開で車をしっかりと守りつつ5名生存。
そしてデパートが安地から外れ【ZT】も【DDD】も移動しなければいけない局面では先にポジションに着くことで少し遅れてしまった【ZT】を捌ききりました。
この試合最初に5軒をポジ取りした【童貞】が《段階4》まで安地に入り続ける有利な展開でしたが、安地が外れ窪みへ凸した際に【ALL1N】に落とされてしまいます。
車も確保しており5枚生存、また【ALL1N】は4名生存からその後3位ということで狙うポジションも良かっただけに非常に勿体ない結果でした。
（デパートの【ZT】がキルスティールしていたのでもしかしたら【ZT】からの発砲を受けて削られ不利な状態での【ALL1N】との交戦だったのかもしれません映っていなかったので分からない）
【DDD】にやられてしまった【ZT】も《段階5》まで5枚生存車複数確保。
デパートから出る際に【DDD】はデパート外に車があったので移動がスムーズだったのに対してデパート中に車があったこと、【DDD】はほぼ直進で安地に向かったのに対して【ZT】は若干左を回っていったことでDDDが先に位置につき、撃てる体制を作る時間があったことなどが敗因になったのではないでしょうか。
最終局面【ALL1N】は車を3台ほど確保しているように見えたので先に前方の岩場まで行くなどできていれば十分1位を取れる可能性があったと思います。
3-1-3
安全地帯は左上寄り。
【six】が今回も早めの移動で3軒へ。
3軒で貼りつつもトレインを囲み【666】を1名キル。
【six】は縮小開始時には都心へと戻っていたので、これは広くバラけて漁っている【666】を潰していこうという考えではないでしょうか。
【666】はギガンテス、トレイン、トレイン南、3軒、JP、時には妖怪村までと《段階1》ではかなり広く動いているのですが、味方との距離は遠く、このような【six】の初動での潰しには注意が必要。
【ArcadiaGaming】はサカ北。
縮小開始。
【Rearth】は早めの移動でサッカー南を抜けラベンダー周辺の六角でスプリット。
荒れやすいラベンダー付近に安地が寄ることを対策しての動きでしょうか。
また【ALL1N】もラベンダー周辺での六角スプリット。
【core】はサッカー場へ。
《段階2》。サッカー場中心。
西側の安全地帯を外れたPTは一斉に移動開始。
早めの移動でクワガタに居た【童貞】はドーナツへと移動するが、これまた早めの移動で先にドーナツに入っていた【花魁】に狩られ20位。
サッカー場西側の山に【ALL1N】が入りその西に【オー・バビバビ】、さらに西側に【SPARTANS】と過密状態。
縮小開始。
都心では【RaV】と【six】が同居。
【SPARTANS】はサカ北倉庫へ。
《段階3》
サカ北が中心に。
【RaV】は都心西側を北上。
縮小開始。
サッカー場西側には【祝祭】も入ってきており都心から出てきた【six】やサッカー場西側の岩場にいた【ALL1N】と混戦になるも南側から遅れて入ってきた【Voltage】がここを制圧。
《段階4》北側に寄る。
縮小開始。
西側を大きく回っていた【RaV】がサカ北北西の小屋へ滑り込む。
【ArcadiaGaming】は3階建て2人、L字1人、島1人、L字と島の間の傾斜に1人の布陣。
東側からくるPTを対策するが【Fennel】や【core】が入り乱れ全てに対応することはできず1人削られる展開。
【花魁】は東側へのヘイトが向いている時に2人がするりとサカ北高級へ。
《段階5》。安地は北に寄り入っているのは小屋にいた【RaV】のみ。
縮小開始。
【ArcadiaGaming】は3人で海岸へ。
【SPARTANS】は【RaV】のいた小屋へ凸りここを奪取。
東側では車1台と徒歩で入ろうとする【Rearth】と【core】がぶつかる。
海岸で【ArcadiaGaming】vs【core】になるがここは【ArcadiaGaming】が勝利。
先に入っていた【ArcadiaGaming】はしっかり体制を作る時間があり、車を遮蔽物に使うと十分0欠けで対応できる可能性があったがここは痛恨の2欠けで残り1人に。
【花魁】は高級から1人がなんとか3階建て下へ。
《段階6》内陸側へ。
SPARTANSが2人生存かつ車2台確保、【花魁】1人、【ArcadiaGaming】1人。
【花魁】が【SPARTANS】のグレにやられ3位に。
最後は【ArcadiaGaming】が車で安地内に入りますが2vs1は対処できず2位。【SPARTANS】が1位となりました。
サカ北を早くから陣取っていた【ArcadiaGaming】が圧倒的有利かと思われましたが、【core】との戦闘で手痛い2人欠け。
東側が過密状態のところ、西側へ回った【SPARTANS】が人数を残せたことで勝利に繋がりました。
後入りの代名詞【core】が段階1からサッカー場を取っていたり、【Rearth】がラベンダーを取るなど随所にそのチーム特有の動きが表れていたのではないでしょうか。
そして3月度Day1の順位はこちら。
【KWL 本戦 3月度 day1】
— eSports team【αD】 (@oreratuyoi) 2020年3月5日
おめでとうございます❕ pic.twitter.com/yairF5YOv4
ここからはデータ。
様々な角度から上位チームを見ていきましょう。
まずは安全地帯の寄りから。
安全地帯決定のタイミングでそのチームのいるポジションが次の安全地帯の中に入っている割合を調べました。
TOP3
1位 【six】10/14
2位 【ArcadiaGaming】9/16
3位 【祝祭】7/13
WORST3
1位 【Voltage】1/14
2位【DDD】1/12
3位 【RaV】1/11
となりました。
上位チームはマップ上側にランドマークがあるチーム、下位チームはマップ端側にランドマークのあるチームという結果に。
今回安全地帯がマップの上側2試合、下側1試合だったのでランドマークがマップ上側のチーム有利だったかと。
そして次は、安全地帯縮小開始前に次の安全地帯内にいる割合。
TOP3
1位 【ArcadiaGaming】10/16
2位 【ALL1N】8/12
3位 【six】9/15
WORST3
1位【RaV】2/10
2位 【DDD】3/13
同率 【Voltage】
となりました。
これの上位は縮小開始前に次の安全地帯に既にポジションを確保しているということで早めの移動を心がけている先入りの意識が強いチーム、ということになります。
【ALL1N】は航路によって漁り場所を変えていますが、リゾートに降りた試合は安地が北側、南町や火山周辺に降りた試合は下側と寄ったので移動は楽だったはず。運に恵まれていたと言えます。
これらは生存時間が長いほど分母が大きくなるのでまあこんなもんかと軽い気持ちで見ていただければ。
3試合合計の経過信号数。
どれだけ生き残っていたか生存時間を表すデータです。
TOP3
1位 【ArcadiaGaming】
同率 【ZT】
3位同率で【Ak】、【NG】、【花魁】
WORST3
1位 【Foria】
2位 【Fennel】
3位 【RaV】
となりました。
下位チームは実際Day1の下位に沈んでいます。
2位だった【ZT】はキル数こそDay1順位TOP10チームの中で唯一1桁でしたが、安地外耐久で順位を伸ばすなど順位ポイントを稼ぎました。
続きまして各試合の上位5チームを見ていきましょう。
3-1-1
（画像のセンスの無さは許せ…）
1位 【ArcadiaGaming】14kill
2位 【NG】4kill
3位 【six】8kill
4位 【SPARTANS】9kill
5位 【Ak】3kill
という結果。
5チーム中4チームが上ランドマーク。
キル数上位3チームは全て上ランドマークでした。
【NG】は下側ランドマークのチームですが、《段階1》の時点でネギへと移動しており、そこから安地が寄り続けたので、移動距離は短く済みました。
3-1-2
1位【DDD】10kill
2位【Ak】9kill
3位【ALL1N】7kill
4位 【ZT】4kill
5位【six】15kill
キル数5位は11位の【Voltage】6kill
上位5チーム中3チームが下側ランドマーク
キル数上位5チーム中3チームが上側ランドマーク、TOP3では2チームが上側ランドマークでした。
【six】が2位の【DDD】と差をつけて15キル。
3-1-3
1位【SPARTANS】16kill
2位【ArcadiaGaming】6kill
3位【花魁】10kill
4位【core】9kill
5位【Voltage】7kill
キル数5位は同数で【Flora】【six】
上位5チーム中3チームが上側ランドマーク、キル数上位6チーム中4チームが上側ランドマーク。
【花魁】は《段階2》開始時点でドーナツに入っていたのでそれ以降の移動距離は短く済みました。
【SPARTANS】【Voltage】はランドマークから第2安地までの距離は遠いですが、航路のスタートが西側からということで、漁りや移動の時間に余裕がありました。
第一試合、第二試合はともに航路が上側横一直線かつ、最終安地が上側ということでDay1は上側ランドマークのチームがかなり有利だったのではないかと思います。
実際、上位5チームは全て上側ランドマークのチームでした。
そして、安地と各チームのポジションの関係で各試合の上位に共通している点が。
それは、《段階2》の縮小開始前に次の安全地帯内に入っていること。
3試合それぞれの上位5チームは3-1-2で1位だった【DDD】を除き、全てのチームが《段階2》縮小開始前に次の安全地帯内に入っています。
（例外であるDDDも常に容易に安地内に入れるポジションだった）
もちろんこの条件を満たし上位に居ないチームも多数いますが、上位チームの共通項ということで少なからず順位に影響を及ぼす点であるといえるのではないでしょうか。
荒野行動は《段階1》から《段階2》の縮小の幅が大きいので《段階1》でベストなポジションを取ったとしてもそこから外れてしまう確率は高いですが、《段階2》からは幅が狭くなるため、《段階2》の時点でポジションを取れれば、それ以降安地から外れてしまったとしても動きやすいと推測できます。
《段階3》時点で平気で90人残っているような大会、それがKWLですので移動タイミングで重ならない、取りたいポジションを取るために早めの移動がカギになっていそうです。
今回はここまで。
Day2はどのような結果になるのか。
上航路上安地だったDay1からどう順位が変わるのか。
順位だけではなく各チームの動きにも注目です。
初めてこのような形でまとめたので稚拙な文章で読みづらい部分、考察が不十分な点多々ありますがある程度勝手がわかったので来週からはもっとわかりやすく有益な情報をまとめていければと思います（モチベと時間があれば）
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※KWLアーカイブをスクショし使用させてもらいました
